COLUMN しずおか住宅解体コラム
2024.06.05
▶︎家を解体すると固定資産税は高くなる?
家を解体すれば建物の固定資産税はなくなりますが、土地の固定資産税が高くなるため注意が必要です。
居住用の家が建っている土地の固定資産税は、特例措置により3分の1〜6分の1に軽減されています。
しかし家の解体後は特例措置の対象外となり、土地の固定資産税が高くなるのです。
土地の評価額の方が低ければ、建物の解体により税負担が軽くなるケースもありますが、
都心部にある古い家の場合は土地の評価額の方が高いことが多いため、総合的に固定資産税が上がる可能性が高いでしょう。
▶︎注意!「特定空き家」も固定資産税が高くなる
固定資産税が上がるなら解体しない方がよいのでは?と思われる方も多いかもしれませんね。
しかし、空き家を放置して「特定空き家」に指定された場合も、固定資産税の軽減措置が受けられなくなるのでご注意ください。
以下のような建物は、特定空き家に指定される可能性があります。
・倒壊する恐れがある
・近隣に迷惑をかけている
・著しく景観を損なっている
空き家のまま放置すると固定資産税が高くなるだけでなく、近隣住民とのトラブルに発展するケースもあるので、
早めに手を打っておいた方がよいでしょう。
▶︎家の解体後に固定資産税を抑える方法
家の解体後に更地のまま土地を保有していると、高額な固定資産税を払い続けることになります。
税金を抑えるなら、以下のような方法を検討してみるとよいでしょう。
・公益のための固定資産にする
土地を利用する予定がない場合は、病院や学校などに使用する土地として申請すれば、固定資産税の減免を受けることが可能です。
・駐車場として活用する
駐車場にすると固定資産税が30%程度軽減されます。また固定資産税は経費に計上できるので、所得税の節税にもなりますよ。
駐車場にする場合には、弊社提携先の パーキングペイ がお勧めです。
大がかりな工事が必要なく、経費もほとんどかけずに、1台から簡単にパーキングとして登録、運営することができます。
解体後にお取次ぎもできますので、解体工事のご相談とともにお問い合わせください。
・農地へ転用する
農地として利用することで土地の評価額が下がり、税負担の調整措置も受けられます。
・解体後に土地を売る
土地を手放してしまえば固定資産税はかかりません。
古い家が残ったままだと相場より価格が低く買い手もつきにくいので、解体後の方がスムーズに売却できる可能性が高いでしょう。
ただし売却で得た利益には、所得税(約15〜30%)と住民税(5〜9%)がかかります。
▶︎更地や空き家のまま放置しないことが大切
家の解体後は土地の固定資産税が上がるため、税負担が増える可能性が高いでしょう。
しかし空き家のまま放置している場合も「特定空き家」に指定されると、翌年から固定資産税の軽減措置を受けられなくなってしまいます。
もし住む予定がないのなら、家の解体後に売却や転用することで節税になりますよ。
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